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相続手続に関するさまざまな事例のご紹介

遺産分割協議 事例04

「急死した妻に子供がいた!」事例

相続財産
(1) 預貯金(2,000万円)
相続人
B、C、Dの3名
問題点
(1) 遺言書なし
(2) 前夫との間に子供がいたことを隠していた。(言いそびれていたのかも?)

このケースの問題点

問題は、子供Dとは当然行き来もなければ会った事すらもないのに、突然、遺産分割協議の申し入れをすることであるが、子供Dの人と成りが全く見えない状況では、本当に難しい。
前夫と離婚した時期は子供Dも記憶が残っている可能性があり、当時の状況次第では一向に進展しない可能性も否めない。
さらに、夫Bの退職金の一部を妻名義の定期預金にしていたものもあり、これも微妙な問題としてある。

このケースの解決事例

【1】手紙を送付。
 ↓
【2】連絡があり、面会の日程調整。
 ↓
【3】面会当日、分割協議が成立。
 ↓
【4】分割協議の内容に沿って手続完了。
 ※ 相続手続完了までの期間:約3カ月半

まずは経緯の説明をするため、細心の注意を払い作成した手紙を送付。
面会まで漕ぎ着けるのに紆余曲折はあったが、どうにか了解を得ることができた。
事前に『遺産分割協議(案)』の了解を取り付け、面会当日に必要書類を一式揃えることができた。

ポイント

今回のケースは、どちらにとっても予想だにしなかった突然の出来事であった為、間に入る第3者の存在が非常に大きな役割を担った案件でした。
どのケースもそうですが、『相手方の思いも汲み取った対応』をしなければ、円満解決には至りません。