日本銀行の統計によると、2021年時点でタンス貯金の総額は100兆円を超えているそうです。本当に驚きますね!!
しかし、現代社会においては、そのリスクがかつてないほど高まっています。
盗難や災害で失う危険がある
泥棒に入られたり、地震や火災などの災害でお金を失ったりするリスクが常に伴います。
近年、自然災害の頻度が増していることを考えると、このリスクは決して無視できません。
保管場所を忘れるリスクがある
加齢などによる認知機能の低下により、保管場所を忘れてしまうリスクもあります。
家族にも内緒にしている場合、いざという時に発見されないまま・・・ということもあり得ます。
相続時のトラブルリスク
銀行預金とは異なり、残高を証明する手段がないため、相続人間で争いが生じる可能性があります。
また、相続税申告の際にも、適切に財産として計上しないと脱税とみなされるリスクがあります。
少額の現金は金庫で保管しましょう
緊急時のために少額の現金を手元に置いておきたい場合は、自宅用の金庫を利用するのも一案です。
ただし、あくまでも少額に留め、大部分の資産は他の方法で管理することをおすすめします。
手許に現金があるタンス貯金は安心に思えるのでしょうが、盗難や災害、相続や税務問題など様々なデメリットがあります。
リスクを分散させつつ、銀行や投資商品などを活用することも検討されてみてはいかがでしょうか?