お問い合わせ サイトマップ

相続手続に関するさまざまな事例のご紹介

遺産分割協議 事例08

 相続による債務(借金)整理

相談者
Aの兄弟B
被相続人 A の遺産
(1) 不動産
(2) 借金
相続人
被相続人Aの兄弟2名
問題点
(1) 遺言書なし。
(2) 借金がある。

このケースの問題点

被相続人Aは、住宅購入時に住宅ローンを組んでおり、不動産に抵当権が設定されていた。
また、個人で事業を営んでいた関係で、運転資金として消費者金融からの借入金があった。
常日頃行き来がなかった上に突然死の為、他に借金が出てくる可能性があり、相続するか どうかの判断ができない状況。

このケースの解決事例

【1】被相続人Aの借金を調査するため、相続放棄の期間の伸長を行う。
 ↓
【2】不動産の抵当権者への照会と取引のある消費者金融へ照会。
 ↓
【3】債務(借金)整理の手続を開始。(およそ4ヶ月)
 ↓
【4】不動産の売却(およそ7ヶ月)
 ↓
【5】債務整理完了で手続終了。(およそ1年3ヶ月)

借金の調査をするには時間がかかりますので、まずは相続放棄の期間の伸長を行いました。
約4ヶ月後には、おおよその借金が判明し、債務(借金)整理をすれば借金がなくなる上、取り戻せる可能性がでてきましたので、債務整理も並行して行いました。

不動産の抵当権は、保険に加入していたことがわかったので、手続をして抵当権を抹消し、売却の準備を行い、同時並行でその他の細かい手続をおおよそ7ヶ月かけて完了しました。   

最後は債務整理をした結果、消費者金融からお金(およそ70万円)を取り戻し、無事一連のご依頼は完了となりました。
最終的に不動産の売却金・債務整理での取り戻し金などを含め、およそ1500万円の遺産を相続することとなりました。

ポイント

借金が不明の場合、時間をかけて調査する必要があります。
今回のようなケースは、全体を見通して必要な事柄を的確に把握し、一連の処理ができる経験と知識がないと解決するのに困難な案件であると思います。
結果は、不動産を売却し、債務整理も行ったことで純粋にプラスの財産のみになりました。